アナーキズム
聖典を読み終えた。
「村に火をつけ、白痴になれ」
ツイッタランドには感想文を控えめに書いたけど、ここでは突っ込んで書いてみたい。
昼は¥150の値引き天丼だ。
私にとってはエビ3つはご馳走🍜
しかしながら性的逸脱があったとしても、対極的な禁欲主義、右派・・・様々なひとが現れる。
要は個人が何を標榜してもいいのだ。
ただ、生きるのは個人である。
社会派閥、上下関係、資本主義、雇い主労働者・・・「奴隷根性」が諸悪のだと女史は言った。
ゆえに、女性解放を叫んだ。
たぶん、この流れだからすると上野何某への系譜に繋がるのだろう。
でも、私は瀬戸内何某の方に向かうのもありだと思う。
野枝女史が晩年、狩人のような気性から丸くなりつつも腹の据わった・・・それでいて、朗らかになる未来もあったろうに、という気もする。
しかし、野枝女史は関東大震災のどさくさにて、危険分子扱いされ殺害された。
甘粕大尉による。
危険分子の排除・・・という、やり方は大正ロマンのころに、もう芽吹いていたのだろう。
野枝女史の姿は大正男性の鏡像のようにも見える。
家制度により男がのうのうとして、それを女がやって何が悪い?という、挑戦である。
男がやればヤンチャや武勇伝で済まされるのを、女がやればはしたないとか、何だとか言われる。
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もう一度、安い天丼。
低賃金者のメシ。
これを奴隷根性というらしい。
自由に生きたいが縛り・・・システムが阻止する、バリアを張る。
時代は変わったという。
労組が弱くなったとか、若いのが現政権を支持するとか、露骨な権威主義が巷に蔓延るとか・・・アンチ(人権派)には、やりにくいのだろう。
この国は暴動も起きず、民が穏やかだという。
なんのことはない。
阪神のとき火事場泥棒や女性乱暴の話は暗に聞くし、タダ食い立ち去りの話も東日本大震災のときチラホラ聞いた。
タテマエではいい顔してるのかもしれないが、裏では・・・聞こえないとこでは酷いこともあるのだ、というイメージはあった方がいい。
司法だって怪しい。
外国人労働者の虐待もよく聞く。クレーンで吊ったり、殴る蹴るの暴力振るったりと、これが穏やかな心性か?
野枝女史は我が娘に外国人の名前を付けた。
理想的な思想家の名前だったという。
大正ロマンは理想が生きていたのか?あるいは女史の理想が生きていたのか?
それにしても、窮屈な環境下で余裕のあるやり方ができたのは何故か?
挑戦したからだろう。
私もいつか奴隷根性から抜けられるだろうか?