薬物文明は繰り返す?

意外とドラッグ関連の記事が読まれているのが驚きだ。

それほど、人はその道に走りたいのだろうか?

まぁ、危険Dが出た時Dr.松本の待合室は溢れかえったというから分からなくない。

人間、好奇心の生き物だ。

 

ガキのおもちゃ含め眠剤向精神薬、アルコール、カフェインは抜け出すの大変と聞く。

いや、はまった連中は抜けるの大変よ。

火遊びや日常の常備薬程度に使える連中はいいのかもしれないが、ジャンキーの素地がある人間は厄介だ。

 

ヒッピーの頃なんかは無茶苦茶で、私の愛するアーティストなんかは米国では当時、交番の前で取り引きされていたと言うんだから、ドラッグ蔓延もいいとこだ。

 

神秘体験なども同じだが、現実遊離の感覚は時に物事をカオスにさせる。

シャーマンなどは過去知(祖霊)に原因を聞けば、患者の症状は取れるというが、脳内の電気信号を退行させているのかもしれん。

 

シオシビン(Mマッシュルーム)などは、動物脳を甦らせるが、意識をそこまで戻すことでセラピーをねらっているフシがある。

ゆえに、退行は動物脳やそれ以前の何かまで遡り、回復を目的としている。

何も心身単体だけのセラピーだけではないようだ。

もっといえば、記憶。

 

実は意識を退行させた方が身体の回復スピードが早いという話もあり、意識は身体の邪魔をしているところがある。

考えてみれば、トラウマなどは果たして脳だけのものか?ネガティブな感覚器&効果器由来の緊張病にも通じているのではあるまいか?

 

基本、言動というのは幻でもある。

身体という存在が本質。

2つ合わさって燃える炭火となり生体が活動する。

 

薬物(アルコール)常用の弊害は脳器質変化と内科疾患だろう。

肝腎は化学工場であり、解毒装置である。

疲れさせれば故障も早い。

 

さて、米でケシ系のドラッグが解禁の噂を聞いた。

ものごとは自分でやる、自己責任な国としたら、解禁話が出てくるのはありうる。

抗うつ薬でさえ薬局で売っているんだから・・・なにしろ、医療システムのカーストがあるのだから、仕方ないといえば、仕方ないが。

 

そこら辺はたぶん、感覚の問題である。

危険Dが出回ったとき、待合室は埋まったと聞くが、訳の分からないものに障り面倒見てもらうのがこの国である。

今は良いが、あとは分からんというのに、立ち向かうのは勇気というか?無謀というか?

 

法というのが暫定的だというのはわかる。

それが、上級(国民)のツールなら楽しむためのドラッグへ拍車がかかる。

法が下級・弱者のためではなくなる。

いかがわしいものに障らないとしても人が慎重になる。

ゆえに、邦人は失敗を特に嫌うともいえる。