武士というものは(あるいは身分制)
0氏は武士が嫌いだという。
威張り腐って気にいらなければ、ぶった斬るんだから、とんでもないのだ、と。
(・・・現代にも通じるなぁ)
大名行列や道を開けなければ、逆鱗に触れるんだから、暴君どころではないな。
無礼者と言えば切っていいんだから、生きた心地がしない。
ただ、文献によっては商人も強かったようで、店の商品の扱いには注意されていたようだ。
カネ・・・自由の換金券だからね。
持ってる方が強いわな。
威張るための権威・・・というか身分。
武蔵が天下を取れなかったのは結局、太平になってからは直截的な武力・・・力でのし上がるというのでなくなったからだろう。
「力」なしで要領よく振る舞い、出世する。
いまのサラリーマンみたいだな。
時々、都内で背広の群れを見ると、江戸時代もあんな感じだったんだろうな、と思うことがある。
鎖国やってたというが、なんか今とやってる振る舞いが似てるんじゃないか?
粗相をして、ぶった斬られることはなくなったが、道の真ん中を歩く姿は自信に満ちている。
まぁ…この手の文化というか、振る舞い・・・見てくれの暴力性は形を変えて根付いているんだろう。
非正規が多くなっているが下級職員でさえ、下に下に出ないと、あとに何されるかわからない。
これをパワハラという。
人権派の弁護士じゃあないけど時々、「人権」や「個人の尊重」を声にしないとやりたい放題になってしまうのか?
言い続けることが大事。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
なお、身分については売れっ子精神科医の某氏などは、文化が安定するならあっていいというが、私には疑問がある。
(´・ω・`)「武士をのさばらせるんだぜ?」
また、有名作家の某氏なども、登場人物にパシリ役の存在を肯定する部分がある。
パシリが性に合うから自ら進んでなる。
すげぇこと言うなぁ。
フィクションなんだろうけど、時に残酷な事実を肯定で書く作家もいるから・・・気をつけたい。
いま、倫理ないから言っちゃならんことは控えた方がいい場合だってある。
まぁ元々、倫理なんて無いのかもしれんがな。
そうなるとサバンナである。
弱肉強食となり、ルール無用、生保叩き、自己責任のオンパレードとなる。
時代は成長より、程よく退行を保っているなぁ。